白内障の症状は?

・かすんで見えてくる。
水晶体の濁りが中心部に及んでくると本や新聞を読む時に目が疲れる、人の顔がぼんやりかすんで見えてくる、目の中に蚊が飛んでいるような違和感を覚える、などの症状が現れます。
濁りがひどくなるとかすみも強くなり、次第に物が見えなくなってきます。

・まぶしくなる。
水晶体が濁り光がその部分で反射するため、光が強い戸外や夜間クルマを運転する際の対向車のライトがまぶしく感じ、中心部に濁りがある場合には特にまぶしさが強くなります。

・暗くなると見えにくくなる。
水晶体は高齢になればなるほど黄色く着色してきます。
これに水晶体の濁りが加わると暗いところでは特に見えにくくなります。

・一時的に近くが見えやすくなる。
水晶体の中心にある核の濁りが強くなると屈折力が増して一時的に老眼が治ったような状態になり、老眼鏡が無くても近くが見えるようになることがありますが、遠くは見えにくくなります。

・物が二重に見える。
水晶体の濁り方の度合いにより物がいくつか重なり合って見えてしまいます。

・基本的に痛みや充血はない。
水晶体には神経や血管などの痛みをともなう器官は無いので痛みや充血は基本的にありません。
しかし極希に水晶体の濁りが進んで緑内障を併発した場合には急に痛みや充血が起こる場合があります。

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