老人性白内障の原因は何ですか?
水晶体が濁る原因として、糖尿病、アトピー性皮膚炎などの全身病や緑内障等の他の眼疾患、放射線、薬の副作用、遺伝などが考えられていますが、50歳以上の健康な人にも起こります。  水晶体は、タンパク質33%、水66%、ミネラル1%で構成されていますが、この透明なタンパク質は、老化や、紫外線などの外界の誘発因子によってタンパク分子が大きくなり、水に溶ける性質がだんだん失われてゆき、濁ってくるのです。また、タンパク質の中にあるアミノ酸の一部が光によって分解され、水晶体が黄色に直食されてきます。さらに、水晶体の中にあるビタミンCやグルタチオンなどの物質も減少し、水晶体の濁りの原因となります。