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 前号の「ひとみ通信」で、巻頭特集としてお送りした、新しい近視矯正手術「レーシック(Lazer in situ Keratomileusis)」。 メガネ、コンタクトからあなたを解放する新しい視カ回復法と言うことで、今、大変注目を集めている。
 この「レーシック」についての井後眼科でのサポート体制が整い、鹿児島からでも「レーシック」を受けることがとても身近になったことは前回お伝えしたが、 掲載直後から井後眼科にも多数問い合わせが寄せられた。
 そこで井後眼科では、去る2月2日に東京歯科大学の眼科学教室、坪田一男教授を招き、 鹿児島県ではじめて講演会を行った。会場には老若男女200名以上が詰め掛け、関心の高さが伺えたが、 坪田教綬の柔らかな語り口にユーモアを加えたくつろいだ雰囲気ながら、 「レーシック」の第一人者の講演ということで中身の濃いものとなった。
 今回はその模様を誌上で再現しよう。「レーシック」に興味がある方は必読!
 


   皆さん、今日はようこそお越しくださいました。実は今日、鹿児島での講演ということで、「お客さまが少なかったら嫌だなあ」と思ってたんですよ。でも、安心しました(笑い)。といいますのも、今日お話する「レーシック」は東京では多くて1ヶ月400例ほどやってますが、地方ではまだ…と思ってたんです。ところがそんなことはない
ですねえ。
 さて、私が「レーシック」を始めるきっかけになったのは「ドライアイ」がもともとなんです。
 ドライアイというのは、目が乾いてしまうものですが、目の疲れの原因の6割は「ドライアイ」と言われています。実は、僕自身が極端なドライアイだったんです。ちょうどハーバード大学に留学してる時に、ケニヨンという先生がドライアイの研究をしてて、サンプルとして僕が協力したら、涙を計るテストで0ミリ!その時初めてドライアイというのがわかったんですが…。
 で、日本に帰ってきて「ドライアイクリニック」を開きました。その中に近視の人がいる。当然コンタクト利用の方も多い。
 僕のデータですが、コンタクトをしていて何らかの障害を感じる人の93%がドライアイだったんです。コンタクトレンズと言うのは、涙の上にのっかってるから、ドライアイだと障害を感じるのは当然です。しかし、不快感はあってもコンタクトはやめられない。「先生、どうにかなりませんか?」という患者さんがどんどんたまっていったわけです。
 そんな中、1992年に「ハーバードで使ったことのあるエキシマレーザーという新しいレーザーを使って近視を治そう」という試みを始めたわけです。

   今ではほとんど痛みもなく、短時間で済みますが、最初からうまくいったわけではありません。
 始めた当初は片目づつ手術するわけですが、痛い上に3日くらい見えない。その症状が改善して、もう片方の手術をしますから、両眼で1ヶ月くらいかかるわけです。どれくらい痛いかというと「お産より痛かったわよ!」って女性の患者さんが教えてくれたくらいですから、よっぽど痛かったんでしょう。
 でも心配しなくていいですよ。今では両眼同時にできる上、痛くない。しかも、その日のうちに視力が回復します。では、ここでビデオを見ていただきましょう。2年前くらいに放送されたものです。(TBS「ニュースの森」特集のビデオ)

 東京都内で内科医をしている金子さんのレーシック手術の模様が放映される。
 裸眼0.04、0.05の金子さんのレーシック手術の模様のドキュメント、そして手術後に視力は1・2に回復。
 「最近では乱視もできるようになってきました。レーシックとは角膜の中に新しいレンズを作るということです。しかも、表面をいじらないので痛くないのです。」という坪田教授の説明が流れる。

 (ビデオが終わり)
 いま、6000例ほど手掛けていますが、平均で視力は1.2です。この例数から見ると、かなり安定した結果だと思っています。


   なぜ「レーシック」で見えるようになるのか。
 僕達の目は「カメラ」と同じようなものです。光が入ってくるとピントがあう。これが目では「網膜」になるんですが、近視の場合はピントが合うのが網膜の手前になってしまっている。ですから近くは見えるが遠くは見えにくくなってしまってるわけです。
 「レーシック」では度数を計算して、レーザーで角膜を削ってやるわけです。ビデオの中でもいいましたが、イメージ的には「角膜の中に新しいレンズを作る」ということになります。ピントが合うと情報量が格段に増えます。
 年をとると呆けるといけないから、手先を動かそうとか言いますよね。実は脳の情報の半分は「視覚情報」なんです。つまり、「見るため」に脳は進化してきた。「百聞は一見にしかず」という言葉もありますが、見ると聞くとでは情報量が格段に違う。しかも、しっかり見えてる人と、見えていない人は情報量が全く違うわけです。
 昔は生き延びるために「見える」ということは重要だったはずです。しかし、「情報化社会」の今、「自分の中にいろいろな情報を取り込む大きな媒体として」目は、見直されています。だから、酷使してしまうのですけどね。
 こういう時代背景から、レーシックは今、必要とされているわけです。ちなみに、レーシックはアメリカでは昨年150万件行われています。

 
 実は今日、東京から福岡に行って鹿児島に来たわけですが、福岡でも手術してきました。実はその中の一人が井後眼科からの紹介の方だったんです。
 で、今、福岡のホテルにいらっしゃるんですが、「今日こんな講演会があるんだけど、感想など聞かせていただけないですか?」ってお願いしたら「いいですよ」とおっしゃってくださって、今、電話がつながっています。
 女性の方(Aさん)です。

〈データ〉
     20代女性 12時頃手術 所要時間20分 術後20分
     休憩してホテルヘ。

 もしもーし。先ほどはごくろうさまでした。
 ありがとうございました。
 見え方はどうですか?
 部屋の中では変わりませんが、外をみると遠くまで見えます!
 おめでとうございます!手術の感想を教えてください。
 痛くない、あっという間だった…という感想です。あ、それと、手術の間、看護婦さんや皆さんがずっと声をかけてくださってて心強かったです。
 ありがとうございます。みなさん、僕、買収してませんからね(笑い)。
 Aさん、終わったあと目がゴロゴロしたと思いますが、今はどうですか?
 はい、2時くらいでごろごろしなくなりました。今は普通です。
 では、今日お集りの皆さんに、一言どうぞ。
 本当にあっという間で痛みもなかったです。「きれいに見えるようになって良かった!」というのが今の感想です。ずっとコンタクトやメガネをすることを考えると、いいですよー。
 はい、ありがとうございました。
 こちらこそ、ありがとうごさいました。

 大体20才代、30才代だと手術してその日のうちに、40才代以上だと次の日くらいに見えるようになります。乱視が強い場合も同じです。また、近視の度合いが低い方だと2〜3時間で見えるようになります。
 1992年の当初にくらべると、我ながら「進歩してるなあ」と思いますよね。感染症も、いままで6000例の中で一例もないですね。

 この後、実際の手術の様子を紹介。絶えず医師が声をかけながらの手術の様子が紹介される。
 「とってもいいですよー」「ばっちり、ばっちり」とずっと声がかかっているため、安心感がある。手術の経過も、医師から「今、されいなフラップができましたよ」「眼圧もいいですよ」と声がかかる。

  手術の所要時聞…片眼5分、両眼で10分
  総体的時間…点眼麻酔、後の消毒を含めて両眼20分

  スライド
  @ アメリカのレーザーセンターの様子…スーパーマーケットの中にあって、外からオープンに見られる。
  A 裸眼視力の経過
  B 屈折の経過
  C 来院のしかた
  D 動機
  E 患者の年齢層
  F 手術の満足度
 では、スライドで見ていただきましょう。
@ スーパーマーケットにあって外から見られます。それくらい安全な手術なんです。ゆくゆくはうちでもそうしたいですね。
A 60ジオプター未満の人(検眼で0.1も見えなくて、前に出て計るような人)で平均1.2ですね。60ジオプター以上、強
度近視の人でも1.Oです。しかもずっと安定して維持されてます。
B 度数はどうかというと、プラスマイナスほとんどゼロ。正視だということがわかります。
C 来院は本で見た、インターネット、病院からの紹介、患者からの紹介などいろいろあります。
D 動機としては、スポーツが25%、多いです。コンタクトが合わない、メガネが似合わないなど。
E 患者の年齢層は、平均で33才です。基本的には20才以上としていますが、両親の承諾があって、騎手になりたいなど理由が明確な場合は18才〜としています。
F 満足度はというと「とても満足60%」です。ところで、レーシックの場合来院の25%は手術してません。家族の反対、手術ができない、もう少し待った方がいい…など理由はいろいろありますが、レーシックの場合、テクノロジーをしっかり見極めて「できる、できない」を判断しています。ですから、安全で確実なものになっていると言えます。レーシックは限られた技術ではありますが、ある一定の中で行われるものに関しては非常に有効です。

   「レーシックは限られた技術ではありますが、ある一定の中で行われるものに関しては非常に有効です」と先ほど申
し上げましたが、これも、新しい展開があります。
 例えば、強度近視の方にはICRSといわれる方法、眼内レンズを埋め込むことによって近視を直す方法があって、実際にもう40例ほど行っています。このほか、角膜の厚みが足りない人には、角膜リングを使うなど、技術は進歩、方法も進化しています。
 技術的には私達のグループは、世界的にもトップレベルと自負しています。
 レーシックはもちろんのこと、いろいろな技術で「患者さんにとって一番いい方法をチョイスできるようになったらいいですね。全ての患者さんに満足していただけることを目指して、これからも頑張りたいと思います。
 今日は御静聴ありがとうございました。


@ フラップはかぶせるだけのようですが、大丈夫なのですか?

 内細胞というのがあって、内皮ポンプで引かれているという形です。かぷせるだけですが、日常生活では十分大丈夫です。逆に、かぶせるだけなので、再手術しやすいというメリットがあります。

A 視力安定のデータで「1年後も視力が安定」というのがありましたが、5年後、10年後はどうなのですか?
 世界で初めてこの手術が行われたのは10年前です。ですから、今のところ術後0年のデータしかないわけですが、その例のものは10年後の現在も安定しています。

B 緑内障の人は、レーシックを受けることができますか?
 手術の際、眼圧を一時的にあげるため、今の時点では、緑内障の方は手術は待っていただいています。
 

 
坪田一男教授の略歴
昭和30年生まれ  47才
昭和55年  慶応義塾大学医学部卒業、
 医師免許取得、
 米国ECFMG合格
 慶応義塾大学医学部眼科学教室入局
昭和60年  厚生省臨床研修指導医留学生として八一パード大学へ留学
 米国マサチューセッツ州医師免許取得
平成元年  慶応義塾大学より医学博士授与、
 日本限科学会専門医認定
平成10年  東京歯科大学眼科教授、
 メルポルン大学訪問教授に。
「楽しくやる、アカデミックにやる」というモットーで、東京歯科大学眼科を、世界で有数の眼科に育てている。
角膜、ドライアイ、屈折矯正手術では世界に知られる日本を代表する眼科医。
 
 

 


南青山アイクリニック福岡 菅沼 隆之院長


 ソフトコンタクトを使ってましたが、角膜の細胞数が減ってしまっていたので、1年前に受けました。
 コンタクト、メガネは金銭的なものはもちろん、つけはずしなどのいろいろな負担があります。それから解放されるのは大きいですよ。
 皆さんに快適な生活を送っていただけるよう頑張りますので、お気軽にご相談ください。

南青山アイクリニック静岡 石田 令子院長

 一ヶ月前に受けました。患者さんの喜ぷ姿を見ていたら、私も受けたくなって受けました。手術翌日から
仕事ができました。
 今、子育て中なのですが、夜中に起きた時、メガネをまず探していたのですがそれがないのはとても助かります。主人の顔もメガネを通さずに見られるし(笑い)、きれいな星を久し振りに「自分の目」で見られて嬉しかったです。


手術を受けようと思ったきっかけは?
ずばり、坪田教授の講演会に出かけて決めました。メガネ、コンタクトが煩わしくて、レーシックに興味があったのですが、あれが、決定的でした。
メガネ、コンタクトではどういう点が煩わしかったんですか?
コンタクトで充血、痛みが有りました。また、水泳が趣味なんですが、これも目が悪くて不便に感じていたことの一つです。
実際に受けられてみていかがでしたか?
当たり前ですが、かなり見えることに驚きです。術前に井後眼科でかなりていねいな説明が有りましたので、安心して臨むことが出来ました。
何より信頼できたのは、手術のメリットだけではなくデメリットもしっかり説明していただいたこと。あくまでも、医療行為ですものね。当然といえば当然なのでしょうが、誠意を感じました。
今の感想を。
とにかく、この「見える」感動を多くの方に体験していただけれぱ…と思います。今はまだ術後間もないので行けませんが、思いっきり泳いでみたいですね。でも、あんまり自然なので、定期検診を忘れそうです(笑い)。気をつけなくっちゃ。
〈データ〉
  T.Tさん 鹿児島市在住
   20代女性 メガネ、ハードコンタクト併用
   来院 5/7
   手術 6/15
      (福岡の南青山アイクリニックにて、坪田教授執刀。福岡に2泊3目)
   視力 手術前0.06(両眼とも)→手術後1.2(両眼とも)
井後眼科より一言…
 術後の定期検診は、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後…となります。
 状態にもよりますが、3ヶ月後までは目薬点眼が必要ですから、忘れずにおこしくださいね。
 

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