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ドライアイについて

多焦点眼内レンズとは?
白内障の手術の際には濁った水晶体の中身を取り出し、代わりに眼内レンズを挿入します。眼内レンズは通常一か所のみにしかピントが合いませんので、遠くの度数に合わせれば近くを見る時に、近くの度数に合わせれば遠くを見る時に眼鏡が必要になります。そこで登場したのが多焦点眼内レンズです。多焦点眼内レンズは、手元と遠くの2か所にピントが合うので眼鏡への依存度を軽くすることができます。
多焦点レンズについてよくある質問
Q1.希望すれば誰でも多焦点レンズを入れてもらえるのでしょうか。
A.多焦点レンズは近方視用と遠方視用に光が分散されるので、緑内障や網膜症などで網膜の感度が落ちている方にはお勧めできません。
あとは仕事や生活環境によります。精密機械の修理のように微細な作業をされる方、タクシー運転手の方のように夜間長時間の自動車運転をされる方にはおすすめできません。くっきりとした視力を求める方には単焦点レンズをおすすめします。多焦点レンズは、主婦の方や通常のデスクワークの方、農業をされる方などに一般的におすすめします。
Q2.3年ほど前に白内障の手術を受けたのですが、多焦点レンズに入れ替えてもらうことは可能でしょうか。
A.物理的には可能です。ただ、眼内レンズは術後1年程で周囲の組織と一体化するのでレンズの入替え手術は難しく、リスクがあります。どうしても、ということであれば検討しますが、あまりおすすめできません。
Q3.多焦点レンズにした場合、眼鏡が要らなくなりますか。
A.若い頃のようにどの距離でもピントが合うわけではないので、中間距離など見ようとする距離によっては眼鏡が必要になります。