症状ナビ

まぶたが痛い 急性霰粒腫や麦粒腫、眼瞼炎など。
眼球の表面が痛い場合 角膜びらん、ドライアイ、結膜異物、逆まつげ、内反症など。 特に痛みがひどく、早く適切な処置をしなければならないものに角膜異物や角膜潰瘍などがあります。
目の奥が痛い 眼鏡の度が合わない(強すぎ・弱すぎ)ことなどによる眼精疲労。眼の充血もある場合 ‐虹彩・毛様体炎、ぶどう膜炎、緑内障発作など。特に緑内障発作を起こすと頭痛や嘔吐を伴うこともあり、放っておくと失明することもあります。
かゆい 目薬、化粧品、花粉、ハウスダスト、動物の毛などによるアレルギー性結膜炎。コンタクトレンズの長期装用による 巨大乳頭結膜炎。アレルギー性結膜炎の慢性重症型の春季カタルは、異物感、痛み、流涙なども伴い苦痛です。
涙が出る 涙の通り道が狭かったり、つまっていたりする場合、涙管狭窄や涙のう炎。炎症による異物感や痛みで反射的に多く出る場合。結膜炎、角膜びらん、角膜炎、逆まつげなど。
目やにが出る 急にたくさん目脂が出る場合、ウイルス感染による流行性角結膜炎や結膜咽頭熱(プール熱)など、はやり目といわれるものがあります。慢性的に目脂が出る場合、慢性結膜炎やアレルギー性結膜炎など。生まれた直後から目やにが多く出る場合、新生児涙のう炎など。
シュパシュパする VDT作業など集中していると、瞬目の回数が減り、目の表面が乾燥する為にドライアイになりやすいです。 涙の分泌が減るシェーグレン症候群では乾燥も強くなります。目の表面の違和感として訴える事が多く、結膜炎、結膜異物、角膜炎、アレルギー性結膜炎、逆まつ毛、内反症などがあります。
黒目に白いものがある

目の見え方や視界

はっきり見えない 遠くのものが見えにくい-遠視・近視・乱視、眼鏡やコンタクトレンズの度が合っていない。 近くのものが見えにくい-老視、眼鏡、コンタクトレンズの度が合っていない。
かすんで見える 膜がかかったように見える-(白内障、角膜炎、角膜潰瘍など)。鏡をかけても視力が上がらない-(白内障、緑内障、糖尿病網膜症など)。明るい所でかすみがひどくなる-(白内障など)。
ゆがんで見える 網膜の最も大切な部分で、一番視力の良い部分を黄斑部といいます。黄斑部に浮腫が起こる中心性網脈絡膜症は、 働き盛りの男性に多く、ストレスが原因といわれます。黄斑部の網膜上に膜ができて、しわが寄る網膜上膜、黄斑部に穴が開く黄斑円孔、加齢に伴って黄斑部が変性する加齢黄斑変性症などがあります。
黒い点がみえるようになった(飛蚊症) 眼の中にある硝子体という透明なゼリー状の部分に濁りがあると、眼の網膜裂孔、 網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などにより飛蚊症が起こった場合には、早急にレーザーや手術治療をしなければならない場合があります。
見えない部分がある 中心は見えるが周辺が見えにくい(見えない)。暗い所で見えにくい-(網膜色素変性症など)。 鼻側や中心に近い上下の位置が見えにくい(見えない)部分がある-(緑内障など)。 見えない部分が広がってくる-(網膜剥離、眼底出血、緑内障など)。 両側の右側又は左側半分や四分の一が見えない-(脳腫瘍など)。 中心が見えない-(黄斑円孔、緑内障、眼底出血など)。

 

目のまわりの症状

まぶたがけいれんする VDT作業を集中しておこなったなど、眼精疲労により、まぶたや目の下が痙攣(けいれん)することがあります。なかなか痙攣(けいれん)が治まらない場合には、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)などの場合があります。顔面の神経が異常な電気信号を出していることに起因します。脳内の腫瘍や炎症がかかわっていることもありますので、速やかに受診しましょう。
まぶたが下がってくる まぶたが下がりやすい、目が開けづらい場合には、眼瞼下垂の場合があります。原因は加齢やハードコンタクトレンズの長期装用などです。手術を検討しなければならない場合もあります。顔の神経や、脳内の腫瘍などがかかわっている場合もありますので、速やかに受診しましょう。

特に症状はないが...

何ともないけど... 糖尿病、高血圧などの疾患がある方は、知らず知らずのうちに眼底に病変を起こしている場合があります。早期発見・早期治療の為に、特に症状が無くても定期的に眼科を受診しましょう。

目の病気について

主な目の病気はこちら。ご自身で判断をせず、眼科で詳しく検査することで原因をはっきりさせましょう。

主な目の病気

近視
症 状 視力低下
治 療 裸眼の状態で日常生活に特に支障をきたすことが無ければ経過観察します。日常生活に支障をきたすようであれば 眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。近年はレーシックやオルソケラトロジーといった新しい選択肢も世に出てきています。
原 因 眼の中に入った光が網膜上にきれいにピントの合う状態を正視といい、これに対して近視とは網膜よりも手前でピントが合ってしまっている状態をいいます。手前でピントが合う原因としては、成長などにより眼軸長(眼球の前から 後までの長さ)が長くなったことや、角膜や水晶体の屈折力が強くなったことなどがあります。
日常生活に支障をきたすようであれば、矯正が必要となり代表的なものが眼鏡やコンタクトレンズです。
昨今、使い捨てなどのコンタクトレンズが安価で手に入るようになったことなども影響してか、初めての近視矯正具としてコンタクトレンズだけを希望する患者さんが増えてきましたが、コンタクトレンズのみを使用すると装用時間が長くなりがちで合併症が起こりやすくなりますので眼鏡との併用が必須です。コンタクトレンズは眼鏡と比べて視野が広い、スポーツ時に便利など長所ばかりに目が向けられがちですが、眼に直接入れるものなので角膜に傷をつけたり、感染症により失明のリスクがあることや角膜内皮細胞(角膜を透明に保つ働きがある。酸素が少ないと減少していき、著しく減ると角膜が混濁したり、将来白内障の手術が困難になる場合がある。)への影響といった短所も充分知った上で使用することが大事です。
眼に傷などができてコンタクトレンズが使用できない状態になってから、「眼鏡を持ってない(持っているが度が合っていない)、仕事(学校)に支障が出る。」ということにならないよう度のあった眼鏡を必ず持っていてください。
家に帰ってきたらすぐにコンタクトレンズを外して眼鏡に切り替えるなど、装用時間を守ることは安全にコンタクトレンズを使用する条件の第一歩です。

 

遠視

症 状 視力低下、眼精疲労(肩こり、頭痛、他)など
治 療 基本的に眼鏡(凸レンズ)により矯正します。軽い遠視で眼精疲労を主訴とする場合は、視力が良好でも眼鏡で矯正することにより症状が軽快することが多く見られます。
原 因 近視とは逆で網膜よりも後ろ(奥)でピントが合っている状態です。遠視のことを「近くは見えにくいが、遠くは よく見える」と考えがちですがそうではなく、遠視は屈折力が弱い状態なので遠くの視力も不良です。角膜や水晶体の屈折力が弱い、又は眼軸長が短いことが原因です。一般に生まれたばかりの赤ちゃんは遠視ですが、成長に伴い次第に減少していきます。 強い遠視では弱視を生じる場合もありますので、小児の内斜視などに気付いたら早めに眼科を受診することが大事です。

乱視

症 状 視力低下、眼精疲労、など
治 療 眼鏡(円柱レンズ)、コンタクトレンズによる矯正
原 因 角膜がラグビーボールのように垂直方向と水平方向のカーブ度合いが異なることなどにより、眼の中に入る光が垂直方向と水平方向で長さが異なりどこにも焦点が合わない状態です。円錐角膜や翼状片などが原因で起こる不正乱視においては眼鏡での矯正は難しく、ハードコンタクトレンズによる矯正が必要となります。

老視(老眼)

症 状 近くが見えにくい、眼精疲労など
治 療 眼鏡やコンタクトレンズなどにより矯正します
原 因 近くのものを見る際には、カメラに例えるところのレンズに相当する「水晶体」の厚みを「毛様筋」という筋肉により変化させてピントを合わせます。しかし加齢によりこの筋肉の力が衰えていくこと、そして水晶体自体の弾力が減退していくことにより徐々に手元へのピントが合いにくくなり、個人差はありますが45歳前後ぐらいから顕著になってきます。これが老視、世間一般でいう老眼です。
これを解決する方法は、主に眼鏡やコンタクトレンズを装用することです。単純に眼鏡といっても手元を見るときだけ掛ける近用眼鏡、近くも遠くも見える遠近両用眼鏡などがあり、コンタクトレンズでも遠近両用コンタクトや単焦点のコンタクトレンズで利き目を遠方視用、反対側の目を近方視用に合わせるなど、患者さまの視力やライフスタイルによって選択肢があります。また、遠くと近くの両方が見える「多焦点レンズ」を挿入する白内障手術も当院で実施しております。
「老眼鏡なんか掛けたくない。」と手元が見えにくくても我慢されていると、眼精疲労の原因となることもあります。視力やライフスタイルにもよりますが様々な解決策をご提案できるかもしれませんし、40歳を過ぎると眼の病気も起こりがちになりますので一度、定期検診をかねて眼科を受診されてはいかがでしょうか。

白内障

白内障とは… 黒目(虹彩)の後ろには水晶体というものがあります。カメラのレンズに相当する役割があり、目の奥の網膜に光を集めピントを合わせる働きがあります。若いころは透明である水晶体も年齢とともに濁りが出てきます。その状態を白内障といい、個人差はありますが誰でも生じる年齢的な変化です。
白内障の治療… 白内障は手術以外で改善する方法はありません。以下に白内障の程度と治療方針を示します。
1)軽度の白内障
視力低下がなく手術の必要はありません。
2)中程度の白内障
軽度の視力低下があり、希望があれば手術を行います。
特に車の運転をよく行う方は早めの手術をおすすめします。
3)進行した白内障
視力低下があり早めの手術をおすすめします。見えないけど手術は怖いのでしたくないという方もいらっしゃいますが白内障が高度に進行すると手術が難しくなり合併症が生じやすくなります。手術も点眼麻酔で時間も10分程度ですので、手術に関して悩んでいらっしゃる方はご相談ください。
4)その他
虹彩の根元の部分を隅角といい、眼圧(目の硬さ)を調節している部分があります。生まれつき隅角が狭い方は白内障が進行すると急性の緑内障を起こしやすいので、そのような場合も早めの手術をおすすめします。その他ご不明な点がございましたら医師にご相談ください。
白内障について

緑内障

眼圧等の影響により視神経が傷み、視野が失われていくものです。
一度失われた視野は元には戻らないので、点眼薬や手術で進行を抑える事が必要です。
以前は緑内障=眼圧が高いという図式だったが、最近は眼圧が正常でも起こる正常眼圧緑内障(NTG)が話題となっています。
緑内障の初期はまったくと言っていいほど自覚症状が無く、視野の欠損などの自覚症状が出て来た時には既にかなり進行した状態の場合もあるので、40歳以上の方は、特に自覚症状が無くても年に一度の検診を受けることをおすすめします。
緑内障について

急性霰粒腫

マイボーム腺のつまりから起こる慢性肉芽腫が、感染により炎症を起こしたもの。

麦粒腫

いわゆるものもらいといわれるもので、まぶたの分泌腺の細菌性感染により化膿・炎症を起こしたもの。

糖尿病網膜症

症 状 飛蚊症、視力低下など
治 療 まずは網膜症にならないように、血糖コントロールと定期的な眼底検査が大事です。前増殖期及び増殖期初期には蛍光眼底造影検査の結果によりレーザーによる光凝固を行います。進行した増殖期では硝子体手術を検討します。
原 因 糖尿病が原因で起こる網膜の障害で、失明原因の上位にランクインしている疾患です。緑内障、白内障、視神経症などを併発することもあります。内科的側面(血糖コントロール)と眼科的側面の両方共が大事ですので定期検診を必ず受診しましょう。
「老眼鏡なんか掛けたくない。」と手元が見えにくくても我慢されていると、眼精疲労の原因となることもあります。視力やライフスタイルにもよりますが様々な解決策をご提案できるかもしれませんし、40歳を過ぎると眼の病気も起こりがちになりますので一度定期検診をかねて眼科を受診されてはいかがでしょうか。

黄斑変性症

黄斑変性症とは… 目の奥にはカメラのフィルムに相当する網膜があり、その中でも物を見たりする中心の一番大事な部分を黄斑部といいます。網膜の奥には網膜色素上皮細胞があり、網膜に酸素・栄養を仲介する重要な役割があります。網膜色素上皮細胞が何らかの原因で障害され網膜が障害されると視力が低下したり、物が歪んで見えます。その中でも網膜の下に未熟で脆い新生血管ができたり、血管のこぶのようなものができると高度に視力が低下することがあります。
黄斑変性症の原因と治療… はっきりとした原因はありませんが、強い光は網膜が傷む原因となります。たばこは黄斑変性症が進行しやすくなるためやめるようにしてください。一旦障害された網膜が改善することはありませんが、前述した黄斑部の新生血管があると視力が低下していきますので、新生血管を抑える注射やレーザー治療を行う場合があります。
黄斑変性症のセルフチェック… 片眼の黄斑変性症の場合には視力低下や歪みが進行したことがわからない場合がありますので、定期的に御自分で症状が変化していないか確認し変化があれば早めに眼科受診してください。その他病状・治療に関しご不明な点があれば医師にご相談ください。

加齢黄斑変性症

網膜の中で最も感度の良い黄斑に変性をきたす疾患で、視野の中心部分が見えにくいといった症状が出ます。タイプによってはステロイド薬や抗VEGF薬の硝子体内注射が効果的ですので、診察の際に医師にご相談ください。

黄斑前膜

黄斑前膜とは… 目の奥にはカメラのフィルムに相当する網膜があり、その中でも物を見たりする中心の一番大事な部分を黄斑部といいます。また眼球の中の大部分は硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状の透明な物質が詰まっています。年齢とともに硝子体はゼリー状から液状に変化し、硝子体は次第に収縮して網膜から分離します(後部硝子体剥離)。 この後部硝子体剥離は正常な加齢に伴う生理的現象ですが、黄斑部でこの後部硝子体剥離が完全にできずに膜を形成することがあります。この膜を黄斑前膜といいます。
黄斑前膜の症状と治療… 軽度の黄斑前膜であれば視力低下は無く、治療の必要はありません。
黄斑前膜が進行すれば網膜にしわや浮腫が生じ、視力が低下したり歪みがでてきます。このような場合には手術が必要になり専門の病院を紹介します。進行した黄斑前膜を放置しても失明したりすることはありませんが、経過がすぎた黄斑前膜では手術をしても視力が回復しない場合がありますのでご注意ください。
黄斑前膜のセルフチェック… 片眼の黄斑前膜の場合には視力低下や歪みが進行したことがわからない場合がありますので、定期的に御自身で症状が変化していないか確認し変化があれば早めに眼科受診してください。その他病状・治療に関しご不明な点があれば医師にご相談ください。

網膜色素変性症

症 状 最初に「暗くなるとものが見えにくい」という症状から始まります。進行すると徐々に視野異常が現われ、白内障を併発することがあります。
治 療 進行と共に視野が失われていき視野の中心部は晩期まで残存しますが、末期には中心視野も喪失され失明することが多い病気です。現時点において根本的な治療法はありませんが、話題となっっているiPS細胞を活用した網膜再生の研究が進められています。
原 因 血族結婚などが関係する遺伝子異常が原因です。

アレルギー性結膜炎

症 状 かゆみ、充血、流涙、めやに、など
治 療 抗アレルギー薬・ステロイド薬点眼にて治療。アレルギーの元となるものの除去
原 因 花粉、ハウスダストなどアレルギー反応を起こすものにより、主に結膜が炎症を起こしている状況。

結膜下出血

結膜下出血とは… 白目の表面の部分を眼球結膜といいます。結膜には大小多数の血管があります。結膜下出血とはそれらの血管が破れ結膜下に内出血が生じている状態です。
結膜下出血の原因と治療… 外傷で起こる場合もありますが、ほとんどは原因不明です。ただ年齢とともに結膜の可動性が悪くなり、目を動かしただけで生じることもあります。目の中まで出血が起こることは無いので、通常は目薬の必要もなく自然によくなるのを待ちます。
経過観察について… 一度起こると繰り返す事がありますが、眼痛・めやに等症状が無ければ特に心配はありません。
その他ご不明な点があれば医師にご相談ください。

春季カタル

症 状 春から秋にかけての強いかゆみなど
治 療 抗アレルギー薬・ステロイド薬点眼にて治療。15歳を過ぎると自然治癒へと向かいます。
原 因 アレルギー性結膜炎の重症型です。
学童期から思春期にかけての男児に多く、アトピー性皮膚炎の有既往歴者にも 多くみられます。

フリクテン性結膜炎

症 状 異物感、流涙、結膜(白目)に直径2、3mmの隆起と充血
治 療 ステロイド薬点眼により軽快します。
原 因 細菌タンパクによるアレルギーにより結膜炎を起こしている状態です

巨大乳頭結膜炎

症 状 強いかゆみ、充血など
治 療 抗アレルギー薬、ステロイド薬点眼。原因物質の除去。
原 因 アレルギー性結膜炎の重症型です。
コンタクトレンズ装用者に多くみられます。
コンタクトレンズによる刺激やコンタクトレンズに付着した汚れが原因となります。

流行性角結膜炎

症 状 異物感、流涙、ネバネバした半透明なメヤニ、充血、瞼の腫れなど
治 療 有効な治療法はありませんが、二次感染防止目的で抗生物質点眼薬を使用します。
1週間~10日で自然治癒します。
原 因 アデノウイルス8型に感染することにより、5~7日の潜伏期間を経て発症します。
伝染力が非常に強いのが特徴です。

咽頭結膜熱(プール熱)

症 状 異物感、流涙、充血など
治 療 有効な治療法はありませんが、二次感染防止目的で抗生物質点眼薬を使用します。
1週間~10日で自然治癒します。
原 因 アデノウイルス3型に感染することにより、5~6日の潜伏期間を経て発症します。伝染力が強いです。

急性出血性結膜炎

症 状 結膜出血など
治 療 有効な治療法はありませんが、二次感染防止目的で抗生物質点眼薬を使用します。
1週間~10日で自然治癒します。
原 因 潜伏期間は1~2日です。

カタール性結膜炎

症 状 充血、めやになど
治 療 抗生物質点眼を使用します。
原 因 ブドウ球菌、肺炎球菌などに感染することによりおこります。

細菌性角膜潰瘍

症 状 異物感、眼の痛み、流涙、視力低下など
治 療 抗真菌薬の投与や病巣を削り取る治療が行われますが、非常に難治性なので注意が必要です。
原 因 コンタクトレンズ装用者に多く、レンズケアが不適切な場合に起こりやすくなります。
失明することもありますので速やかに眼科の受診が必要です。

角膜ヘルペス

症 状 眼の痛み、充血など
治 療 アシクロビル眼軟膏の投与が行われます。
原 因 ヘルペスウイルスへの感染が原因で、再発性です。

円錐角膜

症 状 角膜が円錐状に突出してくるもので視力低下、眼鏡をかけても矯正が効きづらい状況になってきます。
治 療 初期はハードコンタクトレンズによる矯正、進行すると角膜移植が必要になってきます。
原 因 遺伝が原因となることもあり10代に発症することが多く、アトピー性皮膚炎に合併しておこることもあります。

乾性角結膜炎(ドライアイ)

症 状 乾燥感、異物感、灼熱感、眼の痛み、疲れ目など
治 療 タイプにより治療が異なります。
涙の分泌が少ない場合には人工涙液やヒアルロン酸ナトリウムの点眼薬を、涙の蒸発が原因の場合には蒸発を抑制するムチン層の改善薬を使用します。
また状況によっては涙の排出口である涙点にシリコン製のプラグを挿入し、より涙の流出を抑制する場合もあります。
原 因 シェーグレン症候群といった分泌に異常をきたす疾患が起因となる場合もありますが、多くは加齢による涙の分泌減少やコンタクトレンズ装用、瞬きが減少するパソコン作業などが原因で起こります。

角膜ジストロフィ

症 状 非炎症性の角膜の濁りを発症。視力低下など
治 療 濁りが表面部に限定されていれば、レーザーにより表面を削除します。
濁りが強く、視力が著しく低下した場合には角膜移植を検討します。
原 因 遺伝子異常の場合と、全身のほかの病気によって生じる二次的な発症があります。

強膜炎

症 状 眼の痛み、充血、眩しさ、視力低下など
治 療 ステロイド又は非ステロイド消炎薬点眼などで改善を図りますが、失明することもあり注意が必要です。
原 因 眼の外殻を成している強膜が炎症を起こしている状態です。
原因不明の場合もありますが関節リウマチに合併することが多く、他の膠原病や感染症にも合併することがあります。

ぶどう膜炎

症 状 眩しさ、眼の痛み、流涙、かすみ目、充血、視力低下など
治 療 ステロイド薬の内服や点眼による炎症抑制、虹彩後癒着を防ぐために散瞳剤が使われます。
炎症を引き起こしている原因が明らかな場合には抗菌薬などで原因から治療します。
タイプによっては一度改善しても繰り返す場合もあり、また視力に著しく影響を与える場合もありますので注意が必要です。
原 因 ぶどう膜とは虹彩、毛様体、脈絡膜から成り立っており、血管や色素に富んでおり炎症が起きやすい部位です。
関節リウマチやトキソプラズマ症、ベーチェット病、サルコイドーシスなどの疾患から引き起こされることがあります。

網膜剥離

症 状 ゴミのようなものが浮かんでいる、閃光が見える、視野が欠けて見えない部分がある、視力低下など
治 療 網膜に穴が空いたり裂けた状態で剥離を伴っていない場合であれば、剥離予防のためのレーザーによる光凝固を行います。剥離した状態であれば 外科的手術が必要となります。
剥離の範囲の狭い症例は回復しやすいですが、ものを見る上で大事な細胞がたくさん集まっている「黄斑」部まで 剥がれてしまった場合や網膜全部が剥がれてしまった症例などは手術しても視力の回復が難しい場合があります。
原 因 カメラに例えるとフィルムの役目をする網膜が剥がれてしまっている状態です。ボクシングや高飛び込みなどの強い衝撃が加わった場合や、近視の強い場合、アトピーのある方に起こることがあります。50歳以上の方の場合は通常ゲル状の硝子体が年齢とともに液状化し、網膜に孔があいていた場合に網膜下に入り込み剥離を起こす場合があります。また、糖尿病網膜症から剥離が起こる場合もありますので糖尿病の方や40歳以上の方は、定期検診を受診することが大事です。

網膜静脈閉塞症

症 状 視力低下、視野欠損など
治 療 進行停止の為にレーザー光凝固や、全身状態を考慮しつつ血栓に対する治療として抗凝固薬などの投与が行われますが、網膜中心静脈閉塞症については視力が回復しにくいケースが多くなりますが、網膜静脈分枝閉塞症では黄斑浮腫の回復が早ければ良好な視力が得られる場合もあります。
原 因 血栓ができることにより網膜静脈が詰まる病気です。
高齢者に起きる事が多く、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの全身疾患が原因となる場合があります。
血管新生緑内障を併発する場合があります。

網膜動脈閉塞症

症 状 急激な片眼性の視力低下など
治 療 発症後短時間のうちに処置することが大事になります。
眼球マッサージや前房穿刺により眼圧を下降させ網膜血管拡張をねらった処置を行います。
ほかに高圧酸素療法や血栓溶解薬の投与などにより血流回復をはかりますが、大半のケースにおいて視力回復は困難です。
原 因 血栓ができ網膜中心動脈や分枝に詰まることにより、網膜への血流が無くなり急激な視機能障害を起こす病気です。
動脈硬化、高血圧、糖尿病などにかかっている高齢者に多い病気です。
速やかな処置が必要な病気ですので直ちに眼科を受診しましょう。

中心性漿液性網脈絡膜症

症 状 直線が歪んで見える、ものが小さく見えるなど
治 療 1か月~6か月程で自然治癒する疾患ですが、状況によってはレーザーによる光凝固を行います。
治癒すると予後視力は基本的に良好ですが、再発を繰り返すと徐々に視力が低下します。
原 因 30代、40代の働き盛りの男性に多く見られます。
ストレスや喫煙が原因ともいわれており、網膜が水ぶくれの様に腫れている状態です。
光凝固を行うと漏出は止まりますが、一旦溜まった液体が吸収されるまでは症状が続きます。

網膜前膜

症 状 視力低下、ものが歪んで見える、など
治 療 軽度なものは経過観察しますが、状況によっては硝子体手術を行います。
原 因 網膜の表面に膜状の組織が形成される病気です。
年齢を重ねていくと硝子体が少しずつ液状化するなどして網膜から離れていきますが、その際に網膜上に硝子体の一部が残ってしまう事がありこれが肥厚化し網膜前膜となります。

黄斑円孔

症 状 視力低下、中心部が見えにくいなど
治 療 硝子体手術の適応となるケースが大半です。
原 因 ものを見る上で最も大切な黄斑部に孔が生じる疾患です。
ボールが眼に当たったりといった外傷性のものもありますが、最も多いのは硝子体の年齢の変化により黄斑部が引っ張られる為に孔ができると考えられています。

視神経炎

症 状 阻害された視神経の場所に応じて視野欠損、視力低下などが起こります。
治 療 感染性の場合はその治療を行いますが、視神経炎自体は自然回復傾向にある疾患です。
原 因 感染性の場合もありますが、原因がはっきり分からない場合が多いようです。

イールズ病

症 状 蚊文症や視力低下
治 療 レーザーによる網膜光凝固
原 因 20~30代の若い成人に多い傾向にあります。
特発性の閉塞性血管症であり、硝子体出血を繰り返しやすいので注意が必要です。

後部硝子体剥離

症 状 飛蚊症や閃光を感じるなど
治 療 軽度なものでは治療の必要性はありませんが、硝子体が網膜を牽引し網膜剥離を引き起こす場合があるので飛蚊症が現れた場合は 眼底検査を受けましょう。
原 因 個人差はありますが約60歳以降になると、加齢により通常ゲル状の硝子体が液化していき網膜から離れていくことが原因です。

網膜円孔

症 状 飛蚊症など
治 療 状況にもよりますが、網膜剥離予防的な措置としてレーザーによる光凝固を行います。
原 因 近視の強い人の場合は、網膜が通常より薄い傾向にあるので注意が必要です。

網膜裂孔

症 状 飛蚊症など
治 療 裂孔の周囲に剥離が起こっていなければレーザー光凝固により、剥離に至らないように処置します。
しかし剥離が起こっているようだと観血的手術が必要となります。
原 因 後部硝子体剥離によって引き起こされるケースが多く、早い段階で網膜剥離へとつながっていく可能性があります。
飛蚊症が現われた場合は早めに眼底検査を受けましょう。
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